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横浜市発達障害者サポートホーム事業について(2022/5/2)

 先日、さくらんぼ教室の運営会社である株式会社Grow-Sの代表取締役社長、伊庭葉子様からご紹介をいただき、横浜市発達障害者サポートホーム事業を見学させていただきました。

 横浜市発達障害者サポートホーム事業は2012年に事業化され、横浜市から特定非営利活動法人PDDサポートセンター グリーンフォレストが受託をしている事業で、発達障がいの方がひとり暮らしに向けて準備をするためのグループホームです。1Kアパートタイプの部屋を1名で利用でき、支援員が各部屋を訪問して必要なサポートを行います。もちろん食事提供はないので、自分で準備が必要になります。

 いわゆるサテライト型グループホームと似ていますが、発達障がい者専用という点で他の地域ではみられない、横浜市独自の事業になります。
 知的障がいのない発達障がいの方が障害者手帳を取得される場合、精神障害者保健福祉手帳の申請となり、精神障がいの方を対象とした福祉サービスを利用する流れとなります。
 しかし、対象の違いからサービスが合わないと感じる方も少なからずいらっしゃることから、発達障がいの方専用という点ではとても先進的な取り組みです。

 事業についてのお話は、グリーンフォーレスト副理事長 兼 地域生活支援部部長の浮貝 明典様から伺わせていただきました。
 現在サポートホーム事業として、イオプレイスとイオプレイスⅡの2棟があり、今回はイオプレイスⅡのお部屋を見学させていただきました。2棟合わせた定員は本利用(最長2年間)12名、体験利用(最短30日~最長50日)1名、短期利用(最短1ヶ月~最長6ヶ月)1名です。次にお部屋が空くのが本利用ではなんと
2年後と、ニーズの高さが伺えます。

 お部屋の中は、ひとり暮らしにはちょうどよい広さで、ベッドなどの家具類や家電も揃っています。イオプレイスⅡは開設後まだ2年と新しく、お部屋も綺麗でとても快適そうでした。
 あまりに快適すぎてしまうと、ずっとこちらに住みたい衝動に駆られてしまうので、程よい快適さに手を加えていらっしゃるそうです。伺いながら、「Step(s)のがた」も同じだなと共感いたしました(笑)

イオプレイスⅡ外観(ホームページより引用)

 10年前から取り組みがスタートしている横浜市では、サポートホーム事業の存在自体が当たり前となっているのでしょうが、東京都でこのような事業を進める動きはまだ聞こえてきません。
 浮貝様、伊庭様とお話をする中で、つなぐいっぽで今実施していることはきっと意味があるはず!と、(勝手に)確信を得て参りました!


 自立への学びは遠い先の未来の話ではなく、<今>から少しずつスモールステップで学びを重ねていくことで、親御さまにとってもお子さんにとっても心身の負担を掛けずに進めていけるはずです。とは言いつつも、何から始めていけば良いのか…という悩みを抱える親御さまもいらっしゃると思われます。

 そこで! つなぐいっぽが企画担当として参画している6月開催予定のオンラインセミナーの中で、この点ついて皆さんと考えてみたいなと思っています。
 セミナー内容のキーワードは、
「住まい」「働く」「お金」について。
詳細については、近日改めてご案内をさせていただきますので、しばらくお待ちください!

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