実際に「Step(s)のがた」の利用をされた親御様とご本人(Aさん)へ、利用に至るまでの経緯や不安に思ったこと、利用後の様子などをインタビューしました。
実際のインタビュー音声と、以前ブログへ掲載したご本人からの感想をまとめていますので、
よろしければ視聴、閲覧ください(音声と記事内容は同じ方です)。
なお、以下の内容や写真については、ご本人とご家族の許可をいただき掲載しています。
インタビュー音声
同じ思いをお持ちの方が多いかもしれませんが、こちらのAさんのご両親、特にお母様は、「可愛い子には旅をさせろ」と頭では分かっているけれど、不安で不安で仕方がなかったそうです。
けれど、利用中の7日間は一度も親子ともにお互いに連絡を取らなかったとのこと。
そして体験終了後にご自宅に戻られると、その変化に驚かれたそうですが・・・続きはどうぞ音声でお聞きくださいね♪
- グループホーム等ではなく、「Step(s)のがた」の利用を決めた理由について
- (0:50~) 新しい環境で過ごすことに対して、ご両親が不安に思われたこと
- (2:18~) 利用されたご本人が不在の間のご両親のお気持ちについて
- (4:06~) 体験利用後のご本人の変化について
- (6:28~) ご本人の将来の暮らし方への希望について
- (9:35~) 今後利用予定の3ヶ月コースでチャレンジして欲しいこと
- (13:10~) 一歩を踏み出すことに不安を感じられている親御様へのアドバイス
- (16:25~) 当法人へ期待すること、ご意見など
Aさんは自宅以外の場所で1週間も過ごすのは、学生時の修学旅行以来!
ということで、当然ですが当初は不安も感じていたそうです。
Aさんは元々、自信が低めな方でしたが、結果的にはプラスの意味で驚きの連続だったと仰っていました。たった7日間でどのような変化が生じていたのか、ぜひAさんのお話を聞いてみてくださいね♪
- 体験利用中にホームシックや不安を感じたか?
- (1:50~) 体験利用後の自分の変化への気づきについて
- (3:42~) 利用以降、仕事にプラスになったことはあるか?
- (6:05~) 利用以降、自宅でチャレンジしていることはあるか?
- (8:24~) 今後利用予定の3ヶ月コースに向けて、自分で目標にしていること、やってみたいことは?
- (10:30~) 将来どんな暮らし方をしてみたいか?
- (11:54~) やってみたいけれど不安から一歩を踏み出しにくい方へ向けてのアドバイス
7日間のお試しシェアハウス生活について
Aさんは30代の男性(発達障がい)で、都内の特例子会社に勤務をしています。
今回、Aさんは「Step(s)のがた(ステップのがた)」で、7日間(日曜夕方~土曜午前まで)の体験利用をされました。
やってみようと思ったきっかけや、やってみた感想などを伺いました。
Q:なぜ体験利用をしてみようと思ったのか、きっかけや目的を教えてください
将来の自立に向けて、自宅ではなかなかやる機会のない洗濯や調理などを勉強したいと思ったからです。グループホームはやってくれる環境なので、自分のためにならないと思い、
「Step(s)のがた」を選びました。
Q:実際にやってみて良かったこと、気付いたことなどはありますか?
色々な発見が多かったです。たとえば、難しいと思っていた料理では、レンジを使ったり、ダシは顆粒ダシ、味噌は液体味噌を使ったりという点は自宅とは違い、新しい発見でした。
ダシはかつお節からとると美味しいけれど時間がかかったり、硬い味噌は計量スプーンで量りにくい。その点、顆粒ダシも液体味噌も量りやすく簡単に使えて、何より美味しいことが発見でした。朝の忙しい時間に、味噌汁を作る余裕があるとは思っていませんでした。難しそうと思っていた洗濯やトイレ清掃なども、やってみると意外に簡単で、自分でもできるんだ!と思いました。
味噌汁は吉田の分も一緒に作っていただきましたが、あおさやワカメなどの具で、毎朝とても美味しくいただきました!
ちなみに計量スプーンや液体味噌については、FacebookやInstagramへも掲載していますので、ぜひご覧ください♪
Q:やってみて難しいなと感じたことはありましたか?
最終日前日の夕方に洗濯をしたものの、翌日午前中までには乾ききらず、生乾きになってしまいました。次回また利用する際はバルコニー付きの部屋を借りて、外に干してみたいと思っています。
Aさんが今回利用された部屋はバルコニーがなく、室内干ししか出来ない個室でした。
当方でも今後の対策について検討する機会となりました。
Q:利用期間について、今回の7日間という長さはいかがでしたか?
2日間、4日間だと終了時の荷物の片付け等で忙しくなるのと、7日間の方が慌てることなく、ゆっくり取り組むことができるので良かったと思います。
Q:体験利用時の様子や課題などをレポートにまとめて、保護者様へ後日お送りしました。
体験終了後、ご自分でもレポートはご覧になってご両親と振り返りはされましたか?
はい、レポートも読んで両親とも振り返りをしました。
レポートは分かりやすく課題などが書かれていました。両親からは、家事にまだ慣れていないので、何度かやれば出来るだろうと言われました。「Step(s)のがた」で実際に練習して慣れていきたいです。
Q:体験後、自宅で取り組んでいることはありますか?
週末に料理をやりたいです。特に体験中に覚えた味噌汁や、町中華のお店のように美味しく作れたチャーハンを両親に作りたいと思います。
Q: 今後も引き続き本利用をご検討いただいていますが、ご自分なりの目標、意気込みなどあればお聞かせください。
まずは色々なことを広く経験していきたいです。
色々と経験して余裕が出てきたら、一つのことを深堀りしていきたいと思います。
こちらは、ブロッコリーを初めて小房にカットしたときのメモ。
絵が得意なAさんは、メモを書くときに文字だけでなく絵を使いながら、とても分かりやすく書くのが上手です。
料理には元から関心が高く、体験利用中に作った料理のレシピは、必ずメモに残していました。
自宅でもレシピを見ながら、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
Q: 今後の利用で何か心配な点などはありますか?
やってみないと分かりません。今回もまずは体験してみて、自分自身の可能性を見出すことができたので、とても良かったです。
Q: 最後に、これからA さんのように体験してみたい気持ちはあるものの、少し不安もある方に向けて、メッセージをいただけますか?
まずは、やってみよう!!
Aさん、ありがとうございました!
Aさんですが、どちらかというと自信が低めな方で、出来ていることは多いのに自分で気が付いていない、という傾向があったようです。
けれど、たった7日間で「自分自身の可能性を見出すことができた」ことは、本当に素晴らしいことです。
また、そのような機会を提供することができ、<つなぐいっぽ>としても、とても嬉しく思います。
今回Aさんは7日間の体験利用をされましたが、短い期間でもご家族のサポートが就労する上でいかに大きいのか、どんなサポートをしてくれているのか、現状をよく実感し、課題がみえてくる機会になるはずです。
体験利用の日数については、ご希望によって調整可能です。
まずは、現地またはオンラインでの見学会へいらしていただき、”一歩”を踏み出してみませんか?
Aさんのご両親のお話にもありましたが、皆さまの不安をまずは「つなぐいっぽ」へお話ししてみてください。お待ちしています。